DEVELOPMENT UPDATE / AUGUST 2026
開発ブログ
2026年8月号 · 日本語要約
新車・新レイアウトだけでなく、MX-5の走り、混戦時の処理負荷、レース中の表示まで。Season 4の変更点と、その先の開発状況をまとめました。
iRacing公式記事を読む(英語) ↗Season 4で予定される変更
コースの再構築と新レイアウト
Road America、Mid-Ohio、Milwaukee Mileを新しいレーザースキャンから全面再構築。Road AmericaにはEast/West、Milwaukeeにはロードコースを追加します。Summit Point(Jeffersonを含む)とRoad Atlantaも外観を更新。既存所有者は追加購入不要です。
Valkyrieと2台のCaterhamが登場
Aston Martin Valkyrie AMR-LMHを追加。実車のテレメトリやエンジニアリングデータを用いて開発したV12マシンです。Caterham Academyと420Rは2台を1パッケージで提供。当初はAcademyがDクラス、より高出力な420RがCクラスに配置されます。
MX-5を全面改修。既存車も大きく進化
MX-5はサスペンション、ダンパー、タイヤ、エンジン・駆動系、空力、ダメージ、外観を更新。滑りを修正するときの自然さや、接近戦での扱いやすさを改善します。Gen 4 Grand Nationalは既存のARCA/Gen 4 Cupパッケージに追加され、所有者は無料で取得。舗装路用Sprint Carも動力系・足回りなどを全面改修します。
多台数時の負荷軽減とマルチクラススタート
「Physics Islands」で物理計算を複数のCPUスレッドへ分散。公式によると、多台数レースでは物理計算のCPU負荷が50%以上減るケースがあります。FPSが必ず2倍になるという意味ではありません。また、クラス別ペースカーと独立したグリーンフラッグを導入。まずは対応コースを限定し、公式IMSAシリーズを中心に展開します。
ピットとダメージが分かりやすくなる
Pit Summaryは作業内容、所要時間の見積もり、損傷評価、ピット停止位置を表示。Car Damage UIは任意で有効にする色分け表示です。ダメージを無効化する設定ではなく、損傷の概算を見せる機能で、部品の状態を完全な精度で表示するものではありません。
ゴーストの操作を見ながら練習
Reference Car UIは、タイムトライアル・タイムアタック・テストドライブで、ゴーストカーに運転操作の情報を表示します。ブレーキのタイミングなどを見ながら走りを分析できます。他人のゴーストにも言及していますが、利用できるデータの範囲やVRSとの連携については説明されていません。
設定画面・煙・天候も更新
F9ブラックボックスをQuick Settingsへ置き換えます。任意のシフト成功/失敗表示、HUDを隠しても必要な表示だけ残すPinned Modeも追加。煙や土煙は新方式へ移行し、光・風・視界遮蔽を改善。天候は一部でレースごと/開催日ごとの再抽選を試験し、雨の出やすい予報も検証します。
今後の開発 · S4への実装確約ではありません
AIキャリアモード:技術部分は完成、発売日未発表
7つのキャリアを用意し、下位カテゴリーから上を目指す一人用モード。通常のサブスクに含まれ、必要な車・コースは進行に応じてモード内で一時解放されます。オンラインの通常レースでも使える購入権を得るわけではありません。
目標達成や成績で昇格し、難易度・レース長を調整できます。初期版にはスポンサー管理やチーム予算などの経営要素は含まれません。現在は不具合修正、使いやすさの検証、仕上げの段階です。
新描画エンジンとTrack Reverb
新描画エンジンは夜間照明、発光素材、日射による路面温度、テクスチャ読み込みやメモリ使用量を改善中。S4での完成版リリース発表ではありません。Track Reverbは音の反響に関する機能で、性能・フレームレートへの影響を検証しており、導入時期は未確定です。
新コースとその他の進捗
Bugatti、Paul Ricard、Winchesterを制作中。Paul ArmagnacやRicardo Tormoの現地収録も計画しています。新規サーキットは次のSeason 1で複数追加する方針。衝突判定の改善、新ヘルメットの制作も継続中です。
Companion App 3.0は公開済み。お気に入り・フレンドの同期、天候、スケジュール、結果画面、検索などを強化しています。記事冒頭では別タイトルのNASCAR 26、iRacing Arcade、開発中のINDYCARゲームにも触れています。
